【開催報告】令和4年「新春講演会・会員交流会」を開催しました。

(一社)首都圏産業活性化協会では、新春を迎えるにあたり「新春会員交流会・新春講演会」を開催しました。今年もコロナ情勢も踏まえてオンライン開催となりましたが、活発な情報交換が行われました。ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。

 

 

【開催概要】

開催名称 : 令和4年 新春講演会・会員交流会

開催日時 : 令和4年1月28日(金)16:00~18:00

内  容 : 第1部 16:00~17:55
       ◎主催者あいさつ
        一般社団法人首都圏産業活性化協会 会長 野長瀬 裕二
       ◎来賓ごあいさつ
       ・経済産業省 中小企業庁長官 角野 然生 様
       ・経済産業省 関東経済産業局長 濱野 幸一 様
       ・東京都 八王子市長 石森 孝志 様
       ・東京都 羽村市長 橋本 弘山 様
       ・神奈川県 相模原市長 本村 賢太郎 様
       ◎新春講演会
       講師: 経済産業省 中小企業庁 経営支援部長 佐々木 啓介 氏
       演題: ポストコロナの経済社会システムに向けての転換を目指した中小企業政策
       ~令和4年度の重点政策を踏まえたTAMAの中小企業のみなさまへのメッセージ~ 

       第2部 17:55~18:20 新入会員紹介等

参加者数 : 97名

 

【アンケート集計結果】

1.全体のご感想について(n=25)
・大変満足(17件[68%])・まあ満足(8件[32%])・あまり満足していない(0件)・全く満足していない(0件)

2.特に興味を持たれた項目(複数選択可)(n=25)
 2-1 第1章 政府全体の政策動向
 a.新しい資本主義(10件[40%]) b.デジタル田園都市国家構想(11件[44%])
 c.グリーン政策(10件[40%]) d.対外政策、経済安全保障(12件[48%])

 2-2 第2章 経済産業政策
 a.経済回復に向けた支援(5件[20%])
 b.イノベーションの推進による科学技術立国の実現(12件[48%])
 c.2050年カーボンニュートラル/2030年GHG排出削減目標の実現(9件[36%])
 d.デジタル田園都市国家構想の推進(11件[44%])
 e.経済安全保障の確立(6件[24%])
 f.安心と成長を呼ぶ「人」への投資の強化(10件[40%])
 g.廃炉・汚染水・処理水対策/福島の復興を着実に進める(1件[4%])

 2-3 第3章 中小企業政策
 a.中小企業・小規模事業者の現状(19件[76%])
 b.中小企業・小規模事業者政策(11件[44%])

3.個別のご意見、コメント

  • とても中身の濃い、講演・討議と思った。いくら支援策があっても、利用する企業は決まっていて、そこに来ない企業が大半ではないかと感じている。その層を底上げしないと日本全体としては良くならない。その層への施策が必要ではないでしょうか。商工会議所、金融機関と連携し「DX経営・経営者研修」全国に広げたらどうか。(TAMAコーディネーター 男性)
  • 佐々木部長のご講演について、予算策定の背景、プロセスなども含めて丁寧にご説明を頂いた。特に、この中で伴走支援に於いて、支援機関や支援者として、手法やツールに拘らず、対話と傾聴が重要な点を改めて認識するなど有意義な機会を頂いた。(TAMAコーディネーター 男性)
    ・佐々木部長の講演は、最初の全体説明は早すぎて消化不良に感じた。最後の伴走支援の話は、もっと予算を投下して、伴走者の質、量ともに強化する方策を示して欲しかった。財務省に負けずに予算を取ってきて欲しい。産業、技術 集約型のインフラ投資の話があったが、企業における、技術、人材インフラ投資も含め是非進めるべきだと思った。(TAMAコーディネーター 男性)
  • 佐々木部長の視点はグローバルなので、私たちの小さな視点と違って、大変面白かった。角野長官にバンバンやってもらえれば変わっていきそうですね。(製品開発企業 代表 男性)
  • 中小企業の現状やデジタル田園都市国家構想についてなど、今まで深く認識していなかったことについて知ることができた。また、会員の方々がどういったことをされているかも、本日行われた挨拶や「つなぐ Wa 新春特別号」で把握することができた。(学生/起業準備中 男性)
  • 中小企業は大企業に比べて、外部教育機関や通信教育を利用した社員・幹部への教育プログラムのしくみが整備されておらず、教育機関と連携した要素技術・英会話・経営までを教育する仕組みを各社に広げていくことで、根本的知識・知恵・問題意識を高めることが必要と考えている。人生100年時代を迎え、変化の激しいビジネス環境に柔軟に対応できる体系的人材育成教育への継続的財政的支援にも乏しく、これらの分野への助成が充実すると本質的実力が高められると感じる。新時代への課題創出人材の絶対的不足が日本の地盤沈下の根本原因と感じており、人への投資の更なる充実を期待する。(支援機関 代表 男性)
  • 先日「パートナ-シップ宣言」の説明を受け、中小企業も宣言を、といわれたが、大手取引様からのコストカット要請、材料高騰下でも見積状据え置きなど、下請けは利益が出ない状況が続いている。これで給料を上げろと言われてもできないのが現実。大手企業の協力していただき、転嫁円滑化による製品の価値を高めていただきたいと思うところ。このあたり、経済産業省の方針含め、お考えをお伺いしたい。(基盤技術型企業 代表 女性)
  • 頼りにされる協会になって欲しいと願っている。そのためには、会員サポートを充実させることです。経験豊富なシニア人材の組織を立ち上げたらいかがか。(製品開発企業 会長 男性)
  • 経済安全保障については 企業より国として施策を考えるべきと思う。(支援機関 理事 男性)
  • 大変参考になりました。ありがとうございました。(回答者多数)